インプラント治療は天然歯と同じように噛むことができるため、失った歯の治療の選択肢として挙げられます。
ただし保険が適用されないため、どうしても治療費が高額になってしまうのが気になる…という方も多いのではないでしょうか。
インプラントの費用は安ければいいというものでもありません。
また費用が高額になるのにも理由があるのです。
今回は「インプラント費用はなぜ高額になるのか」、高額になる理由と相場についてお伝えしていきたいと思います。
目次
■インプラントが高額になる5つの理由
インプラントが高額になる理由は以下の5つです。
それぞれみていきましょう。
【その1】自費診療である
インプラント治療は保険が適用されない「自費診療」になります。
健康保険は噛む機能を回復させる入れ歯やブリッジに対して適用されますが、審美性などが加わると保険適用外になってしまうため、インプラント治療は高額になってしまうのです。
したがって、入れ歯やブリッジも審美性を求めると保険が適用されなくなるケースがあります。
【その2】歯科医師に精度の高い技術と知識が必要である
インプラント治療は、歯科医師に精度の高い技術と知識が必要です。
インプラント治療は保険が適用されない治療であるため、歯科医師の積極的な技術や知識の向上が求められる治療になります。
例えば日本口腔インプラント学会に所属していたりセミナーに参加していたりなど最新知識のアップデートのための自主的な活動が必要になります。
それゆえ歯科医師の技術料と人件費がインプラント費用にプラスされているのです。
【その3】インプラント本体が高額
患者さんにご提供するインプラントは、国内または世界中で信頼と実績のあるインプラントメーカーのものを採用しています。
安全性が高く高品質のインプラントは、おのずと費用も高くなります。
しかし、高額だからといって安いインプラントを使用している歯科医院で治療をすると、万が一、引っ越しを伴う転院をした時に対応している歯科医院を探すのに苦労することがあります。
当院では世界四大インプラントと呼ばれる「アストラテックインプラントシステム」を採用しているためご安心くださいね。
【その4】インプラント専用の設備が必要
院内に通常の診療台とは別にインプラント専用の設備が必要になります。
インプラント治療は手術を伴うため、歯科用CTなど検査を行うための機械や手術用の特殊な器具などを揃えておかなければなりません。
さらに施設や備品の衛生管理も怠ってはいけないため、インプラントの費用の中には設備費や維持費が含まれているのです。
【その5】治療期間が長い
インプラント治療はむし歯治療と違い、治療期間が長いため費用が高くなります。
むし歯治療であれば1本の歯に対する治療期間は1日ですが、インプラントは手術した後も3ヶ月から半年ほどかかります。
さらに骨が足りない場合に骨を増幅させる手術を行えば、期間はさらにかかるでしょう。
工程が増えると、その分治療費がかかります。
■インプラント費用の相場
インプラント費用のおおよその相場をお伝えします。
使用するインプラントや検査などによっても異なりますが、気になる方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。
・検査・診察料 2万~5万5千円
・インプラントの手術費用 20万~35万円
・人工歯(上部構造)代 8万~15万円
・合計 約30万~50万円
さらに骨を増やす骨造成などの処置は追加で費用が10万円前後かかります。
詳しくは精密検査をしたうえで歯科医師に確認するといいでしょう。
■なぜ高額なインプラント治療が選ばれるのか?
失った歯の治療にはブリッジや入れ歯などがある中、高額なインプラント治療が選ばれる理由は以下のとおりです。
・自分の歯と同じように噛める
・見た目が天然歯と変わらない
・固定式で取り外す必要がない
・周りの歯を削らず負担がかからない
・寿命は10年以上
審美性・機能性ともにメリットがあるインプラント治療を選択される方は多くいらっしゃいます。
【安心で安全なインプラント治療を当院で】
今回はインプラント費用が高額になる理由についてお伝えしました。
インプラントは本体が高額のためどうしても費用も高額になってしまいがちです。
また手術が必要なため歯科医師の技術や知識、さらに歯科医院の設備などにもお金がかかってしまいます。
費用は高額ですが寿命は長いため、長期的な視点で見ると決して無駄にならない治療です。
当院では日本口腔インプラント学会やセミナーで日ごろから知識をアップデートしている歯科医師がインプラント治療を担当しています。
インプラント治療について少しでも気になることがあれば遠慮なく当院スタッフにご相談くださいね。