マウスピース矯正の治療期間はどのくらい? 長く感じる理由と短縮のコツ|倉敷市八王寺町の歯医者|山脇歯科・矯正歯科

マウスピース矯正の治療期間はどのくらい? 長く感じる理由と短縮のコツ|倉敷市八王寺町の歯医者|山脇歯科・矯正歯科

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マウスピース矯正の治療期間はどのくらい? 長く感じる理由と短縮のコツ


矯正治療を考えた時、治療に踏み切るのを悩んでしまう要因のひとつは治療期間ではないでしょうか。


正確な治療期間は歯並びの乱れ(不正咬合)の程度によって変わりますが、だいたい半年~3年ぐらいが目安とされています。


またマウスピース矯正は1シートにつき0.25mm程度ずつしか歯が動かないため、すぐに歯並びが変化したと気付きにくいのも治療が長く感じる原因のひとつではないでしょうか。


今回は、マウスピース矯正の治療期間はどのくらいかかるのか、長くなってしまう理由について、治療を短縮するコツを含めてお話していきたいと思います。


マウスピース矯正を計画通りに終わらせたい人はぜひ参考にしてください。


■マウスピース矯正(インビザライン)治療はどのくらいかかるの?


インビザラインの治療期間は歯並びの程度によって変わりますが、だいたい半年~3年ほどかかるといわれています。


※症例によってはそれ以上かかる場合もあります。


矯正治療は歯に力をかけることで、骨の細胞の働きにより骨の吸収と再生が繰り返され、歯が徐々に動いていきます。


1日20時間以上装着が必要なマウスピース矯正では、無理に強い力をかけてしまうと歯根や周囲組織にダメージを与えてしまいかねないため、1シートにつき0.25mm程度しか動かすことができません。


また1シートはだいたい1週間から10日で交換していくため、歯を約1mm動かすのに1ヵ月から1ヵ月半かかるのです。


したがって複雑な歯並びになればなるほど治療期間は長くなってしまう場合があります。


◎マウスピース矯正終了?でも終わりじゃない保定期間

矯正治療はきれいに歯が並んで終わりではなく「後戻り」を防ぐための保定期間も必要です。この期間は矯正期間を同じくらい必要で、同様にマウスピースをつけて歯を安定させていきます。


矯正期間+保定期間を含めると、歯列矯正は確かに時間がかかる治療なのです。


■【歯並びの症例別】治療期間の目安


マウスピース矯正の治療期間は半年~3年程度とお伝えしましたが、歯並びの乱れの程度によって期間は変わります。


軽度であれば部分矯正で完了するケースもあり、複雑な歯並びになればなるほど全体矯正が適応されるでしょう。


以下に部分矯正と全体矯正での治療にかかる期間の目安についてお伝えします。


※症例によって矯正・保定期間は異なります。


◎部分矯正

前歯の少しの傾斜、すきっ歯や軽度の八重歯であれば部分矯正で完了することがあります。

部分矯正の治療期間の目安は、半年~1年程度で、保定期間は1年~2年と考えるといいでしょう。


部分矯正は上下左右前から3番目までの歯(計12本)が対象で奥歯の矯正は行いません。


実際、軽度に見えても奥歯の噛み合わせを改善する必要がある歯並びの場合もあるため、部分矯正が適応されるかどうかは精密検査してからの判断になります。


◎全体矯正

全体矯正は1年半~3年はかかることが多く、その分保定期間も長くなります。


出っ歯のみであれば短期間で終わることもありますが、ガタガタと歯が重なるように並んでいる叢生(そうせい)などの複雑な歯並びや、抜歯を必要とするケースは、歯を移動させる距離が大きくなるので、時間がかかってしまうケースが多いです。


どれくらいの期間がかかるかは精密検査後のシミュレーションで具体的にお伝えすることが可能です。


■インビザラインの治療期間が長くなる理由


インビザラインの治療期間が長くなってしまう理由についてまとめてみました。


  • 1つのマウスピースで最大25mmしか動かせない

  • 抜歯が必要な症例である

  • マウスピースの装着時間が短かかった(足りなかった)

  • マウスピースを紛失・破損してしまい、治療計画通りにいかなかった

  • 追加でマウスピースを作成し、治療期間が延びた

  • 定期的に歯科医院に通院しなかった

  • むし歯・歯周病になってしまった


上記の理由が原因で治療期間が延びてしまうことで、さらに治療が長いと感じてしまうことがあります。また、保定期間も治療期間に含まれるため、トータルで考えると長く感じてしまうかもしれません。


■インビザラインの治療期間を短縮するコツ


インビザラインの治療期間を計画通り進めるためのコツは以下のとおりです。


  • 歯科医師の指示通りマウスピースを装着する

  • チューイーを活用して、マウスピースがしっかりと歯にフィットするようにする

  • むし歯や歯周病予防のために、マウスピースを清潔に保つ

  • 保定期間を守る


マウスピース矯正は1日20時間以上の装着が必須であり、食後もなるべく歯を清潔な状態にする必要があります。


また、マウスピースはきちんと装着されていなければ効果はでません。

必ず歯科医師の指示通りに取り扱うようにしましょう。


【マウスピース矯正の治療期間が心配な方、まずはご相談ください】


マウスピース矯正の治療期間の目安は半年~3年程度です。

また歯並びの理想のゴールやライフスタイルなどによって期間は変化することもあるでしょう。


当院では、なるべく患者さんの希望を聞き取り、不安が無い状態でマウスピース矯正をスタートして欲しいと考えています。


当院では、全体矯正に対応していますので、治療期間や些細な事でも気になることがあれば遠慮なく当院スタッフにご相談ください。


山脇歯科・矯正歯科
歯科医師
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