マウスピース矯正(インビザライン)はブラケット矯正と違い、自由に装置を取り外すことができるため、食事制限があまりないと言われています。
ただし歯を動かしていることに変わりはありませんから、多少痛みや食事に対して注意する必要があります。
特に硬すぎる物や噛みごたえのある食べ物は、矯正中の歯に負担をかけてしまうこともあるため、場合によっては控えることをおすすめします。
今回はマウスピース矯正中の食事について、注意すべき食べ物や飲み物などを解説していきたいと思います。
目次
■マウスピース矯正(インビザライン)とは?
まず、マウスピース矯正(インビザライン)とは文字通り、マウスピースを歯に装着して、一定期間ごとにマウスピースを交換しながら、歯を動かしていく矯正治療になります。
マウスピースは1枚ごとにご自身の少し先の歯並びに合わせて設計されており、それを1日20~22時間装着することで歯を理想的な位置に動かしていくのです。
つまり食事や歯磨き以外のほとんどの時間、マウスピースを装着する必要があります。
■インビザライン治療中の食事で注意すべき飲み物と食べ物
マウスピース矯正のメリットは、ブラケット矯正のように食べ物が装着に引っかかる心配や食べ物に制限があまりないことといえます。
ただし、治療を開始して痛みがあるときは注意する必要があります。
特にマウスピース矯正を始めた数日間や、マウスピースを交換した後の数日間に痛みが出た場合に気を付けるといい食べ物・飲み物についてお伝えしていきます。
◎摂取してもいいもの
痛みがでたときは以下のものを食べるようにしましょう。
- お粥などの柔らかいもの
- やわらかくした麺類
- 味噌汁やスープなど
さらに前歯で噛みちぎるよりは、一口大にして奥歯で噛むように工夫するのもひとつです。
なるべく矯正中の歯に負担がかからないように意識するといいでしょう。
◎控えた方がいいもの
痛みが出た際やマウスピース矯正中になるべく控えた方がいいものは以下の通りです。
- 甘いもの(むし歯のリスク)
- 硬すぎるもの
- 歯ごたえがあるもの
- 歯に挟まりやすいもの
繊維質のお肉やピザの耳など、何度も噛む必要がある食べ物は、痛みをさらに強めてしまうこともあるため、避けるようにしましょう。
食事後は歯磨きをすることが理想ですが、外出中で難しいときはうがいなどをしてからマウスピースを装着することがおすすめです。
歯にくっつく粘着性のものや挟まりやすいものはむし歯や歯周病の原因になるため、控えるのが良いでしょう。矯正治療中にむし歯や歯周病が進行すると、矯正を中断することもあります。
■マウスピースをしたまま飲食してもいいの?
結論として、マウスピースを装着した状態で、水以外のものを飲食するのはやめましょう。
装着したままの飲食は、マウスピースの破損や変形、着色に繋がってしまうためです。
色が濃い飲み物や食べ物を食べると、マウスピース内に入り込んでしまいステインの原因にもなってしまいます。
飲食時はマウスピースを外してケースに保管し、むし歯にならないように歯をなるべく綺麗にしてから再装着するようにしてください。
水あればマウスピースをしたまま飲んでも構いません。
【食事制限のストレスが心配な方はインビザラインがおすすめです】
マウスピース矯正(インビザライン)はブラケット矯正に比べると装置を外すことが可能なため、食事制限の心配があまりありません。
矯正治療中でもいつも通りの食事を楽しみたい方はインビザラインがおすすめです。
また、装置も透明のため目立つことなく歯を動かすことができます。
ただしマウスピース矯正でも始めのうちや交換した数日間は、多少の痛みを感じる場合がありますので、痛みが出た場合は柔らかい食事に変えるなどの工夫が必要となるでしょう。
矯正治療中の食事ストレスを軽減したい方、インビザラインが気になる方はいつでも当院スタッフにご相談ください。